けど、 今までたくさんの人間を殺してきた私が、 人間と関わろうとするのは、許されないことだと思うから…。 せっかく新しい人生を歩もうとしているのに、 結局私は変われない-‥。 -ザワッ! 「ん?」 突然、会場内が波を打ったように騒がしくなった。 え、何…何事? 「睦月様。」 「えっ」 隣にいた陸人さんが私を呼ぶ。 「九条と…あれが、麗様です。」