迷わず即答した私に、陸人さんは困りながらも口元に優しい笑みを浮かべる。 「ここには册欄の方々と他に、実は数多くの財閥のご令嬢、ご子息が生活しておられます。」 「え、そうなんですか?」 「はい。なぜだと思いますか?」 なぜ… 私は考える。 册欄の屋敷に、財閥の令嬢…ご子息… 私はハッとして陸人さんを見上げる。 「私みたいな殺し屋から、守られるためですか?」 「正解です。」