さすが…高校生にして册欄であり、 昼間の食堂で「絶対に捕まえる」と私に宣言しただけはある。 先輩になら…別に殺されても後悔はしない。 むしろ本望だ。 地面を見つめ、そっと目を閉じる。 覚悟は、とっくにできていた。 そんな私に、先輩は静かに口を開く。 「ずいぶん大人しいのな。これから殺されるってときに」 「…。」 私は閉じていた目をそっと開けた。