…別に、死ぬのなんて怖くない。




母親に虐待され、闇社会へと捨てられたあのときから


私は既に死んでいた。







それに…



九条先輩みたいな人に殺されるのも、全然悪くない。





今回は、見事に私の負けだから。








昼間、先輩が私の手首にはめたブレスレッド。




なんとなく外すことができず、そのままここに来てしまったけど…


それが、最悪の結末を迎えることとなってしまった。







このブレスレッドには、細工がされてあったのだ…。