どこまでも続く長い廊下を、



私は必死で歩いて行った。








しばらくして…



(あっ)



やっと屋敷内の窓が見えてくる。








だが、窓まであと数メートル…のときだった。





-ダダダッ!




「…っ!!」



「そこの女、動くな!」






突然右側の通路から5人ほどの警察が走り寄ってきた。





(やばっ…!!)



逃げようにも窓はまだ数メートル先。



それに彼らの手には銃。


下手に動けば撃たれる。







「…ちくしょ。」



なすすべもなく、私は駆けつけた警察官に囲まれてしまった。