「やっほー、東間ちゃん!」




「あ…」






-バサッ



勢いよくカツラを脱ぎ捨てた。






つ…翼先輩!?





そこには昼九条先輩と食堂で見た、翼先輩が。







(クソッ…!)




まんまと2人の罠にハマってしまった自分に怒りがこみ上げてくる。






この場からずらかろうにも、足を撃たれて簡単に逃げ出すことができない。







悔しさで唇を噛み締める私に、


九条先輩がゆっくりと歩み寄ってくる。