普通に考えれば、彼女がこの屋敷のご令嬢に違いない。 今夜の私のターゲットだ。 (にしても…) 私は半ば呆れ気味にベッドへと近づいていく。 (闇少女に命を狙われているというのに、呑気に寝ているなんて…) よほど册欄を信用していた、ということか。 まあ無理もない。 册欄は世界で最も有名な秘密組織だ。 (さて、と) -チャキ… 私は片手に握っていた日本刀を静かに構え直す…。