花火~散る記憶~




いや、安堂くんとの初めては、安堂くんが酔っ払っていたし…


あれはノーカウント…なのかな?
でも今日観覧車の中で何もしないって言ってたしー…







でも


「し、し、たい…です」




「くくくっ…。壊れたラジオみたい…っ!」






バカ笑いして~っ
こっちは本気で言ったのにー!


さっきはケラケラと笑っていた安堂の表情も、いつしか真顔で真剣になっていた。




そして、ゆっくりと顔が近付いてくる
初めてキスするみたいで、すっごくドキドキする。



―――重なりあう唇は、すっごく暑い。





安堂くんの唇…暑すぎる。
柔らかいし、私…変だよ――。


「繭可愛い…」




そして、2回目は ちょっと大人なキスをした。優しくゆっくりと絡み合う。

安堂くん――…。





……唇離れるとたお互いの顔を見るのが 少し恥ずかしかった。

私今、すっごく顔赤いから 夜でよかったのかも。




「何もしないって言ってたのにーっ」





「でも繭可愛かったんだもん」





そう言って少し拗ねた真似をする姿が、胸をドキドキさせた


もう、私これ以上嘘を付けない。