花火~散る記憶~



――「ねぇねぇ、なんで皆顔が暗いの?」




何も知らない真莉香は、聞いてくるけど…
言えないよ。


こんな最悪の雰囲気の中で、はしゃげる訳ない!





あっくんに、なんて言い訳しよう…
ってか言い訳も出来ないまま別れちゃうのかな…


あっくんは、私にとってかげがえのない大切な人なんだもん。
離れたくない



どうしよう





「ゎ…私さー!ジュース買って来るね!皆何かいる?」


「俺ついてくわ」





そう言ったのが、安堂くんだった。
いやいやいやいや!
来ない方が…ってか来たらもっと怪しまれるし!


「えー…っと。でも私1人で行けるし!ね?」





「早く行こうよ。な?」






逆らえない…
こんな甘ーい顔で見られたら、誰だって「無理」なんて言えないよ。


「あ、じゃあ行くね」





あっくんは、複雑な表情してる…
ごめんね