「上手いぐあいに、避けたね」


冷たく笑顔を向けた。


「じゃ、お前の考えは?」


もう片方に立っている、剣士に問われた。


「皆、どう相手を蹴落とそうか考えている。醜く汚い世界。表は、よくても裏ではどうだか?」


肩をすくめながら言った。