「そこで、倒れているお前だ!」


えっ!!
私だと思い、目を開けた。


驚いた。彼から、何とも言えない存在感を醸し出していた。


漆黒の髪で、月に照らされるとさらに、醸し出していた。
目は、深い海色に骨格がよすぎる顔をしていた。


そして、何色にも染まらない黒色の服。
彼のために、作られたかのように。