私は、行き場をなくし途方にくれていた。

もう疲れた。

森の中で私は、倒れ込んだ。

見えるのは、木々と木々の間から漏れる月明かり。


私は、誰もいない血が流れることのない場所へ行きたかった。

手を伸ばして、何かを掴もうとするが、力なくパタンと下ろした。