一バキッ


ードカッ


辺りに人通りはなく、響く音は喧嘩の音。


相手の族は予想以上に弱く、私が出る幕なし。


はぁ…つまないな〜。


私も暴れたいのに。


「キャッ!」


「香?」


香の方を見ると、香の近くで喧嘩をしている2組がいた。


あいつらっ…。


私は急いで香の元へ向かった。