舞う蝶と聖なる龍2

一ガラッ


「遅れてすみません」


「あー、千尋は寝坊です。起こしたけど、起きなかった」


あっ、やっぱり寝坊なんだ。


予想、当たった~♪


でも本当に珍しい。


夜更かしでもしたのかな?


すると、聖龍の目が見開いた。


な、何!?


「黒ち…イテッ!」


僕が八尋の足を蹴った。


だってさ~、黒蝶の事を言おうとしてんだよ?


蹴っちゃうよね〜?