舞う蝶と聖なる龍2

「香が聖龍の幹部を好きって言うのは知っていた。聖龍といたら狙われないだろうし、俺も聖龍と友達になりたかった」


「そんな理由が…」


確かに香のためっていうのが半分をしめている。


でも残りのは半分は自分のため。


それなら…。


「ただ…友達になりたいだけなら、香を使って情報を得ないで、真っ正面からぶつかれば良かったのよ」


聖龍は優しいから。


友達になりたいと素直に言えばなってくれたと思う。