ブロロロー。


来た。


入口を見ると、50はこえるバイクがこっちに向かってきていた。


チラッと香を見ると、さっきより顔色が悪くなっていた。


「なぁ、あれって…」


「…ああ。族…だよな」


新と綺羅の会話が聞こえてくる。


その間も、バイクは近づいてくる。


そして、私たちの前で止まった。