舞う蝶と聖なる龍2

「香、私が話してもいい?」


「…うん」


よし、許可ももらったし言いますか!


「香はスパイじゃない。これはもう言ったよね?」


「「「「うん」」」」


なんでハモるの?


まぁいいけど。


「新が香を見つけたのは偶然なのよ」


「え!?」


「香、本当か?」


お~!積極的ですね~、新さん♪


「う、うん。友達の家から帰る途中に、あの場所に遭遇したの…」


やっぱり。


香は…お兄ちゃんが好きなだけ。