舞う蝶と聖なる龍2

「え?」


え?ってひどくない!?


もっと他に言ってよ!


「だから、自分の好きなようにしたらいいのよ」


未来は自分で決めるもの。


他人が決めるわけじゃない。


新が自分で決めた道なら文句は言わない。


だけど…後悔だけはしてほしくない。


「俺は…」


うつむく新の肩に、ポンッと綺羅が手を乗せた。