舞う蝶と聖なる龍2

でも言うなら今?


私はそう思い、ウィッグをはずした。


「「「は?」」」


中から銀色の髪が重力に負けて落ちてくる。


「千尋!?」


「どーも」


「は?!あの女が千尋で、千尋があの女っ?」


うん、混乱してるね。


仕方ないけど。


「綺羅と八尋は気づいてたの!?」


「まぁな」


「双子だしね」


双子って関係あるの?


「それより新」


浩平が新に声をかける。