舞う蝶と聖なる龍2

「千尋、言って良かったの?」


実は女ということ、…黒蝶の総長ということ。


突然告げられた真実に、クラスのみんなは呆然としている。


「うん。まぁ、文句あるならいつでもきな。返り討ちにしてあげる♪」


「「「ひっ!」」」


…ここ不良校だよね?


しかも族に入ってる奴が多い。


これぐらいでビビってるけど…大丈夫なのかな~?


「さてと、屋上に行きますか!」


「だね!…あっ、千尋は僕の彼女だから♪手ェ出したら冥土行きと思っててね♪」


そう言って、千尋の手を引っ張って教室を出る。


教室でみんなが固まっていたのは言うまでもない。