舞う蝶と聖なる龍2

「俺は正直に言う方がいいと思う」


「えっ?」


八尋は真剣な顔で続ける。


「知らないで過ごして、聖龍に攻め込んできた時に知ったら戦うどころじゃない」


八尋の言う通りだ。


私と八尋は知ってるから、戦える。


でも知らなかったら?


混乱して隙ができ、ヤラれてしまう。


それだけはダメ。


「八尋!明日言おう!!」


私は決意した。


もう揺るがない!!