好きって、何だろう。
私のこの気持ちは、一体何なんだろう。

「成美ー、買って来た? ……って、成美、どうしたの⁉」
部屋に戻ってくるなり、泣いている私を見て、ルームメイトはびっくりしている。
…聞かないで。嫉妬でおかしくなりそうだから。

私は、そのまま泣きながら眠った。


「……み! 成美!」
……?
私は起き上がった。
そしたら、目の前には胡桃ちゃんがいた。
「…ん。おはよう、胡桃ちゃん」
私はそう言った。そしたら胡桃ちゃんは。
「おはよう……って、もう10時だよ!」
えっ⁉ 私、寝過ごした!
「ご、ごめんー! 急いで用意するから」
私は急いでベッドを片付け、身じたくを済ませる。

「急ごう…」
胡桃ちゃんが私の手をつかみ、走る。
胡桃ちゃん、足速いー。
私は胡桃ちゃんの足の速さに見とれていた。

そして、あっと言う間に現地に到着した。