「成美ー、ジュース買ってきてー」
ルームメイトに早速パシリを受けた。
「……はーい」
ルームメイトからお金を受け取り、私は部屋を後にする。

そして、自販機の前にやってきた。
んー、何にしようか。
まぁ、適当にオレンジジュースでいいかなぁ。
私はお金をいれてボタンを押した。
よし! 部屋に戻ろう。

私は来た道をもう一度辿る。
「〜〜〜〜」
ん? 何か聞こえる…。
私は音のする方を見た。
そこには……。
大翔と胡桃ちゃんがいた。
……どうして、大翔と胡桃ちゃんがいるの?
私は、そっと隠れた。
そして、じーっと2人を見ていた。
そしたら……。

2人は影が重なった。……え?
それって……。

キス、してるんだよね?
…なんで?
大翔は私の彼氏……じゃない。
私たちはあくまでも、仮、だから。
…本当じゃない。
何これ。それなら、何もなかったほうがよかった。
……もう、無理だ。
私のことを好きじゃない大翔の仮の彼氏なるのは、もう、無理。…疲れた。