「ほら、できあがり~綺麗になっただろ? 菜々は元が可愛いから、ちょっとメイクすると綺麗になるんだな~」 「嘘だ!私綺麗でも可愛くも無いもん。」 私が思いっきり言うと 「気づいてないのは菜々だけじゃない?」 「そんなこと・・・だって・・・」 私は振られたことを言おうと思ったけど、やめた。 せっかく褒められてるのに、惨めになってくるから。 「さてと、行くか!」 私は千裕さんの後を追っていく。 凄い広い部屋・・・ こんなところで撮影するの? 私はキョロキョロと見回した。