ー・・・住む家と養ってくれる経済力が欲しい。 出会った日にアキが言ってた言葉を思い出す。 そういうことだったんだ・・・ いつかアキが大人になって、自分で暮らして行ける経済力が手に入ったらあたしは捨てられちゃうのかな? おいしいって褒めてくれたごはんも、2人で入るベッドも、なくなっちゃうのかな・・・? とたんに悲しくなってきた。 「俺でよかったらなんでも話聞くし、仲良くしようね、奈都芽ちゃん」 そう言ってくれたハル先輩の声はほとんど耳に入らなかった。