授業なんてほとんど耳に入らず、ホームルームの終了と同時に中庭に走った。 しまった。 ハル先輩に聞きたいことリストを作っておけばよかった。 そう思った時はすでに遅し。 制服をラフに着崩したハル先輩が手をヒラヒラ振りながらやって来た。 「こ・・・ここここんにちは!」 ニワトリかっ、と突っ込まれそうなくらいに噛みながらハル先輩に挨拶をする。 「こんにちは」 柔らかい笑顔を浮かべたハル先輩は、なんていうか、テレビで見るアイドルみたいだ。