純恋愛





「だってケータイ教室だし⁇今日はそんなに眠たくないから1人で居てもヒマだし」



「そっか‼じゃあ、一緒に行こーっ」








元気だねぇ…。


ニコニコと楽しそうに笑う木野君に私と拓真くんは連れられて、屋上を出た。











「あれ⁇綺羅⁇」



「おぉ。梨紗ー」



「サボらないの⁇次、山田じゃないよ⁇」








ひどくないかい⁇

なに、その山田の授業以外サボってるみたいな言い方。




確かに否定できないけどさぁ…。









「次の授業はいてるの」


「……えぇ⁈」







そんなに驚かないで…。








「…明日は雨か。いや、槍が降るか…⁇」



「おい、失礼だな」



「だって綺羅が授業出るんだよ⁈それくらい起こるって‼」








そんな真剣な顔で言わないで…。




悲しくなってきた…。