「あっ‼綺羅ちゃんっ‼」 「やっほー、木野君」 扉を開けると、生暖かい風と明るい木野君の声に迎えられた。 「暑くないの⁇日陰にいなくて」 日差しを手で遮りながら木野君に近づく。 「んー、暑いけど。なんだか気持ちいいから」 笑っている木野君の髪が、太陽の光でキラキラ光ってるようにみえた。