顔の熱がひいてから、グッと伸びをして立ち上がった。






「えっと…私、戻るね」








ちょうどチャイムが鳴って、お昼休みになったし。









「うん。今日の放課後、図書室で待ってるね」




「はあい。んじゃあね」




「また後でねー」











最後までニコニコな木野君と別れて、教室に戻った。









「あ、戻ってきた。おかえり」








すでに私の机にお弁当をもってきている梨紗に迎えられた。









「ただいま。すること早いねぇ…」





「だって暇なんだもん」










私も鞄の中からゴソゴソとお弁当を取り出す。