いいなあ…


肌きれいだし、睫毛長いし、髪の毛ふわふわしてるし。




私も…可愛くなりたいなぁ…








「私も寝よっと」








なんとなくつぶやいてから、私なんかより何倍も可愛い木野君の隣に寝転んで目を閉じた。










「ん…」








目が覚めて、焦点が合うと、ニコニコ笑った木野君がいた。








「おはよ、綺羅ちゃん」




「きっ…木野君‼み見た⁈寝顔‼」




「うん、バッチリ」



「さ…最悪だ……」









恥ずかしくなって、ダンゴムシみたいに丸まった。









「可愛かったよ」











聞こえてきた声で余計に顔が熱くなった。