「ほんと、気持ちいいねぇ」 木野君がゴロンっと寝転び、目を閉じる。 まつげ長いなぁ… 気持ちよく吹いている風が木野君のふわふわな髪を揺らす。 綺麗…だな… 「………寝た??」 「スー…スー…」 かわいい寝顔でかわいい寝息までたてて… 「なんか…不思議な人…」 自分のブレザーをかけてあげてから、少し後ろにあるフェンスにもたれかかった。