泣いてって、どうにもならないことばっかりだよ。 この世の中。 ……ん? 私今、誰かに声、掛けられたような? 「あのさ、いい加減気づけよ」 「えっ!!?誰?」 と思い、声のした後ろを振り返った。 「……は!!?何で、千尋が居んの?」 そこには、ここに居ないはずの千尋が居た。