空色のキミに、恋をした

[ 千尋SIDE ]


なんとなく、風にあたりたいと思って屋上に行ったら咲羅が現れた。

咲羅は俺の幼なじみであり、好きな人。


ホントは俺は北橋高校を受験するつもりだった。
北橋はレベルも高いし、俺の将来にも繋がるから。

でも直前で辞めた。



別に受かる自信がなかったわけではない。

むしろ合格して当然、みたいなもんだった。