「サボるかな」 千尋と違って、初めてのサボり。 案外私って優等生なんだな。 私はその場に、静かに座った。 「なぁ」 「何?」 私の隣に千尋も座った。 しばらく沈黙の状態が続いた。 「……やっぱり、何でもない」