今日はお母さん同士が遊びに行くとかで、翔にお昼を作ることになった。

お母さんたちには、次の日にペアリングがばれて付き合ってることを吐かされたんだ。

だから、なんか仕組まれた…。

お父さんたちや翔はこのことを知らないけれど。





『ピーンポーン』


事情の知らない翔が来る。


「真依ー??」


翔が呼んでいるので、とりあえず鍵をあけて家の中へと上げる。


「翔、ちょっと待っててね?

今、翔の好きな物作ってるから。」


そう言って私はキッチンに戻った。