「すずー、ちょっと降りてきなさい」



静かな家のなかに響くママの甲高い声



なんかいや〜な予感がする…




さすがにこんな静かなのに
"気づかなかったぁ"
なんて嘘ついてもすぐにバレてしまうし




階段を降りた




「なに?」




リビングには珍しく昼間からパパも居た。




静かなリビング




カチカチと時計の秒針さえも耳にとれるほどだった




そっと近寄りイスに座った。




うぅ〜、空気が重すぎる…




「パパなぁ、アメリカに転勤する事になったんだ。」




「ふぇ!!?」




まぬけな驚きかたをした。