「わ・・・わわ私は

 早川 吹雪(はやかわ ふぶき)です。」


「・・・早川さんか。」


「はっはいっ!!」


「・・・そのガラスみたいな瞳

 親譲りなの?」


「・・・それは。その。」


早川さんは黙り込んでしまった。

まるで その話には

触れたくないように・・・。


「話したくないならいいよ?

 これから よろしく。」


「・・・ごめんなさい。

 まっまたっ!!」


・・・。一体 何を言いに

この薄暗い 園芸部まで

足を運んだんだろうか?