暗闇でよくわかないけれど、 彼はある程度整った顔を している。と、思う。 どちらかといえば 格好いい分類には 入るのだろう。 まぁ、私はそういうのに あまり興味がないから 関係ないのだが。 ―――そんなことを思っていた矢先。 「―――…見つめすぎ…惚れた?」 なんて。 彼からとんでもない言葉が 飛んできた。 けど。 …有り得ないから。 「…………馬鹿じゃないの…」 ―――そう、呟いた。