「ありがと、ごめんね?」 そう言うと将ちゃんは いつもの笑顔で 「いいで、俺が好きで待ってただけやし。それより何かあったんか・・・?」 そう言われて思い出した、あの事。 「なんでも・・ないよ。」 なんでもなくないけど、 なくないけど・・・・言えないよ。 「・・・そっか・・。はいこれ、あげるわ。最後の一つなんやぞ!健太には内緒な。」 ポンッ 手の上に転がるキャラメル。 元気をくれる、将ちゃんのキャラメル。 .