私を心配した未久はいつもより遠回りをして私を家まで送ってくれた。 「送ってくれてありがと。」 「どーいたしましてっ!!無理しちゃだめだよ。また明日ね!」 "ふぇ・・・・" 自分の部屋に入ると、必死に抑えていた涙がどっと溢れ出た。 もうどんなに頑張っても、将ちゃんの彼女にはなれないんだ・・・。 そう思うと寂しくて寂しくて・・・。 私は泣き疲れていつの間にか眠っていた。 .