そう言ってあたしをお姫様抱っこをして琉斗は歩きだした。

『ちょっと琉斗!

恥ずかしいから降ろして!自分で歩けるから!』

『ダメだ。その足で歩けねぇだろ?』

『大丈夫だよ!

だから、降ろして!』

『ダメだ。降ろさない。』