寒っ!俺夏生まれだからか寒いのは嫌いだ。もう12月だよ。現場が1年で1番忙しい時期ですよ。壮ちゃん!拓海は無事高卒認定取りました。これからは医学部合格を目指して頑張るだけです。合格のお祝いを千佳が手料理をたくさん作りケーキまで買ってみんなでお祝いしたよ。これからが本番なんですけどね。合格のお祝いに寒いからって高いダウンジャケットを買わされたのにクリスマスプレゼントも要求してきやがります。拓海の金銭感覚も修正不可能かと思う。あいつもガキの頃から金や欲しい物をすぐに与えてもらって育ってるからね。朝はまだたまに俺から厳しくお仕置きを食らって泣いてます。でもだいぶん減ったけどね。月に2回ぐらいです。進歩したでしょ?俺が現役ホストだった頃大輔に蹴り起こされていたのを思い出すよ。俺も遅刻の常習犯でしたからね。
『お疲れさまです!社長!西田さんからトラックの車検の件でお電話ありました。またかけ直しますとはおっしゃってましたが』
『あーはい。車検か。わかった。ありがとう』
あー疲れた。とりあえず現場が一旦落着いたけどまた呼び出されるよな。全然俺の仕事が進まねーんだけど。参ったね。けっけうバイトも入れたのにな。師走はヤバイね。来年新現場だぞ。大丈夫かよ。俺を頼ってちゃダメですよ。俺今月体持ちますかね。店も忙しいし猫の手も借りたいってこういう事ですね。クリスマスどうしよう。龍と虎の誕生日だしサンタさんにもお手紙をしっかり書いてくれてますからね。俺には1度もサンタさんは来なかったよ。サンタさんを信じてる間は龍や虎のご希望にそってあげなきゃね。想史郎は何が欲しいか聞いておかないとわかんないや。俺はホストやらなきゃいけないよな。千佳が出産も控えてるしちょっともう手が足りなくてパニクるよ。あー西田さんに電話入れてとりあえず昼飯だ。もう15時ですけどね。あー電話か。
『もしもし?大輔?お疲れ!大丈夫っすか?』
『もしもし?慶太郎?大丈夫なわけねーだろ。気力で年越しまで頑張るしかねーよ』
『はい。そうですよね。んでどうしました?クリスマスですかね?俺いちお23日、24日に来店促していこうかと思ってるんすよ。ただわかんないのが女社長っすね。お忙しいお方のようなんで。俺だってお忙しいお方なんですけどね』
『お前!千佳の出産はいつ?大丈夫なのか?慶太郎!お前絶対出産立ち会えよ』
『いやそんなこと言われましてもいつ生まれるかなんてわからないですからね。現場だってクソ忙しいんすよ。立ち会えるなら立ち会いますけどうちの子がいつ出てくるのかは神のみぞ知るって感じですからね。予定日は21日なんすけど』
『駆けつけりゃ間に合うだろ!お前は立ち会うべきだ。今年のクリスマスはお前勘弁してやるよ。俺がなんとかする。23、24日もわかんねーだろ。生まれるかも知れねーし。酔っ払って立ち会うんじゃなくシラフでまともに立ち会え!』
『はい?どうしたんすか?大輔!稼ぎ時には絶対来いと言う大輔が』
『お前は命が生まれてくる瞬間を見るべきだ。人生に何度もあるわけじゃない。お前の最初のガキが生まれてくる瞬間は1度しかない。その代わり前倒しで飲め!まだ予定日まで10日以上あるんだろ?20日以降お前はあけとけ!死に急いで生きてきたお前だ。生命の神秘を味わってこい』
『大輔!お前本当にとことん俺に借り作らせるよね。俺が借り作るの嫌いな事を1番知ってるくせに』
『借りじゃねーよ。俺の頼みだ。お前には命が誕生する瞬間をしっかり見てほしい。だから今週客呼んでおくから金曜はあけとけ!ガッツリ稼ぐ事はやってもらうぞ。時間が合わない客は今回しょうがねー。体調不良だって頭下げるしかねーだろ』
『大輔!お前ほんとムカつくね。ありがとう!大輔!』
『お前にムカつかれる筋合いはねーけどな。とりあえず今週金曜かなり前倒しのクリスマスだ。現場なんとかしろよ!じゃあお疲れ!慶太郎!』
『あぁー。お疲れ!大輔!』
壮ちゃん!命が生まれる瞬間に俺は立ち会えるみたいだよ。諦めてたんだけど。いつになるかわかんないもんね。龍と虎の誕生日はわかってるからなんとかしようと思えば出来るかもって思ってたけど俺の子はいつ出てきてくれるかわからないしたぶん立ち会う事は無理だと諦めていたんだ。12月21日が予定日ではあるけど本当にこればっかりはわかんないよね。元気に生まれてきてくれたらいいな。慎二郎やチビ達も冬休みに入るから慎二郎が帰ってきていつでも病院に連れて行けるように待機しとくって言ってくれて本当に俺はみんなに助けられてばかりだよ。俺はどう感謝すればいいんだろう。大輔だって頭下げまくるんだよ。忙しいのに俺の客一人一人に。俺は大輔に感謝を返しきれないよ。壮ちゃんももちろん一緒に見ててくれるよね。俺の子が生まれてきてくれる瞬間を。どうか見守っていてください。
『社長!失礼します!溝口さんからお歳暮が届きました!冷蔵のようなので冷蔵庫にお入れしときますね』
『あーはい。ありがとう。あっ!中井さん!いるものあれば持って帰ってくれたら助かるんだけど。俺持って帰るのたぶん忘れるし。毎年の事だから知ってるでしょ?』
『いいんですか?高そうですよ!』
『いや俺が忘れて腐らせる方が悪いでしょ。藤井くん達にも持って帰るように言ってるけどあいつらも忘れてるんじゃない?たぶん興味ないんだよ。中井さんが持って帰ってくれた方が無駄にならなくていいし重かったらちょっとずつでも持って帰ってくれると助かります。俺は弁当箱すら持って帰るのをしょっちゅう忘れて怒られてますから』
『はい!じゃあ遠慮なく頂いて帰ります!』
『はい。ありがとうございます』
いやーマジ御中元とかお歳暮って俺は普通に忘れて放置しすぎてるからな。もうこれから毎年中井さんが持って帰ってくれたら助かるんだよ。めんどくせーよ。俺が冷蔵庫あけてまで持って帰るわけねーじゃん。デスクの上に置いてる空になった弁当箱すら持って帰るの忘れるんだから。最高3日続けて持って帰らなかったときはもう予備がない!ってさすがに激怒されましたからね。最悪2日以内に持って帰るように朝着いたらまず車の中に空になった弁当箱を放り込むように気をつけてますけど。俺ってなんでこんなに忘れっぽいかな?壮ちゃんにもよく怒られたね。記憶力が悪いわけではないんですけど。優先順位の問題だな。重要な事じゃない限り除外されていくんじゃねーか?忘れたい事は忘れられないでいるのにね。うまくいかないもんだ。あー現場か。全然仕事できねー。
『もしもし?藤井くん?お疲れ!はい!わかりました。すぐ行きます』
あー車検!西田さんに電話だな。来月何台車検だっけ?もうデータ出さなきゃわかんねーな。とりあえず現場さばいてからですね。
『お疲れさまです!社長!西田さんからトラックの車検の件でお電話ありました。またかけ直しますとはおっしゃってましたが』
『あーはい。車検か。わかった。ありがとう』
あー疲れた。とりあえず現場が一旦落着いたけどまた呼び出されるよな。全然俺の仕事が進まねーんだけど。参ったね。けっけうバイトも入れたのにな。師走はヤバイね。来年新現場だぞ。大丈夫かよ。俺を頼ってちゃダメですよ。俺今月体持ちますかね。店も忙しいし猫の手も借りたいってこういう事ですね。クリスマスどうしよう。龍と虎の誕生日だしサンタさんにもお手紙をしっかり書いてくれてますからね。俺には1度もサンタさんは来なかったよ。サンタさんを信じてる間は龍や虎のご希望にそってあげなきゃね。想史郎は何が欲しいか聞いておかないとわかんないや。俺はホストやらなきゃいけないよな。千佳が出産も控えてるしちょっともう手が足りなくてパニクるよ。あー西田さんに電話入れてとりあえず昼飯だ。もう15時ですけどね。あー電話か。
『もしもし?大輔?お疲れ!大丈夫っすか?』
『もしもし?慶太郎?大丈夫なわけねーだろ。気力で年越しまで頑張るしかねーよ』
『はい。そうですよね。んでどうしました?クリスマスですかね?俺いちお23日、24日に来店促していこうかと思ってるんすよ。ただわかんないのが女社長っすね。お忙しいお方のようなんで。俺だってお忙しいお方なんですけどね』
『お前!千佳の出産はいつ?大丈夫なのか?慶太郎!お前絶対出産立ち会えよ』
『いやそんなこと言われましてもいつ生まれるかなんてわからないですからね。現場だってクソ忙しいんすよ。立ち会えるなら立ち会いますけどうちの子がいつ出てくるのかは神のみぞ知るって感じですからね。予定日は21日なんすけど』
『駆けつけりゃ間に合うだろ!お前は立ち会うべきだ。今年のクリスマスはお前勘弁してやるよ。俺がなんとかする。23、24日もわかんねーだろ。生まれるかも知れねーし。酔っ払って立ち会うんじゃなくシラフでまともに立ち会え!』
『はい?どうしたんすか?大輔!稼ぎ時には絶対来いと言う大輔が』
『お前は命が生まれてくる瞬間を見るべきだ。人生に何度もあるわけじゃない。お前の最初のガキが生まれてくる瞬間は1度しかない。その代わり前倒しで飲め!まだ予定日まで10日以上あるんだろ?20日以降お前はあけとけ!死に急いで生きてきたお前だ。生命の神秘を味わってこい』
『大輔!お前本当にとことん俺に借り作らせるよね。俺が借り作るの嫌いな事を1番知ってるくせに』
『借りじゃねーよ。俺の頼みだ。お前には命が誕生する瞬間をしっかり見てほしい。だから今週客呼んでおくから金曜はあけとけ!ガッツリ稼ぐ事はやってもらうぞ。時間が合わない客は今回しょうがねー。体調不良だって頭下げるしかねーだろ』
『大輔!お前ほんとムカつくね。ありがとう!大輔!』
『お前にムカつかれる筋合いはねーけどな。とりあえず今週金曜かなり前倒しのクリスマスだ。現場なんとかしろよ!じゃあお疲れ!慶太郎!』
『あぁー。お疲れ!大輔!』
壮ちゃん!命が生まれる瞬間に俺は立ち会えるみたいだよ。諦めてたんだけど。いつになるかわかんないもんね。龍と虎の誕生日はわかってるからなんとかしようと思えば出来るかもって思ってたけど俺の子はいつ出てきてくれるかわからないしたぶん立ち会う事は無理だと諦めていたんだ。12月21日が予定日ではあるけど本当にこればっかりはわかんないよね。元気に生まれてきてくれたらいいな。慎二郎やチビ達も冬休みに入るから慎二郎が帰ってきていつでも病院に連れて行けるように待機しとくって言ってくれて本当に俺はみんなに助けられてばかりだよ。俺はどう感謝すればいいんだろう。大輔だって頭下げまくるんだよ。忙しいのに俺の客一人一人に。俺は大輔に感謝を返しきれないよ。壮ちゃんももちろん一緒に見ててくれるよね。俺の子が生まれてきてくれる瞬間を。どうか見守っていてください。
『社長!失礼します!溝口さんからお歳暮が届きました!冷蔵のようなので冷蔵庫にお入れしときますね』
『あーはい。ありがとう。あっ!中井さん!いるものあれば持って帰ってくれたら助かるんだけど。俺持って帰るのたぶん忘れるし。毎年の事だから知ってるでしょ?』
『いいんですか?高そうですよ!』
『いや俺が忘れて腐らせる方が悪いでしょ。藤井くん達にも持って帰るように言ってるけどあいつらも忘れてるんじゃない?たぶん興味ないんだよ。中井さんが持って帰ってくれた方が無駄にならなくていいし重かったらちょっとずつでも持って帰ってくれると助かります。俺は弁当箱すら持って帰るのをしょっちゅう忘れて怒られてますから』
『はい!じゃあ遠慮なく頂いて帰ります!』
『はい。ありがとうございます』
いやーマジ御中元とかお歳暮って俺は普通に忘れて放置しすぎてるからな。もうこれから毎年中井さんが持って帰ってくれたら助かるんだよ。めんどくせーよ。俺が冷蔵庫あけてまで持って帰るわけねーじゃん。デスクの上に置いてる空になった弁当箱すら持って帰るの忘れるんだから。最高3日続けて持って帰らなかったときはもう予備がない!ってさすがに激怒されましたからね。最悪2日以内に持って帰るように朝着いたらまず車の中に空になった弁当箱を放り込むように気をつけてますけど。俺ってなんでこんなに忘れっぽいかな?壮ちゃんにもよく怒られたね。記憶力が悪いわけではないんですけど。優先順位の問題だな。重要な事じゃない限り除外されていくんじゃねーか?忘れたい事は忘れられないでいるのにね。うまくいかないもんだ。あー現場か。全然仕事できねー。
『もしもし?藤井くん?お疲れ!はい!わかりました。すぐ行きます』
あー車検!西田さんに電話だな。来月何台車検だっけ?もうデータ出さなきゃわかんねーな。とりあえず現場さばいてからですね。

