あー疲れた。店行くか。帰って寝たいんですけどね。23時便も間に合ったしとりあえず店の看板の出来を確認して大輔くんに挨拶して帰るか。
『おはようございます!慶太郎さん!』
『おはよう!翔太!アルテミスのナンバーワンは調子どうっすか?』
『まあまあっすね。颯真に抜かれそうなんでもっと頑張ります!』
『そうだな。先月はけっこう颯真の調子が良かったもんね。翔太も頑張ってよ!』
『はい!頑張ります!』
『大輔!お疲れ!看板は確認してきました。まあ俺のイメージ通りに仕上がってましたのであれでいいと思いますよ。んで差し入れの栄養ドリンクを持ってきたんで飲んで頂けたらと思います!無理をさせてすいません!』
『おう!お疲れ!慶太郎!トライアンフにも持って行ったのかよ?』
『はい!もちろんっすよ。航太に冷蔵庫に入れておくよう渡しておきました!三店舗目に回すキャストは青斗っすか?』
『あー。青斗と圭吾をトライアンフで今研修させてるけど経験者だしまあやれんじゃねーか。アルテミスからは唯人と優樹を回すつもりだ。星哉と翔平はどっちを連れて行くかをまだ迷ってるけどな』
『そうなんすか。まあ2人共に回してもいいんじゃないんすか?どちらも稼いでくれると思いますよ』
『まだヘルプもいるしな。もっと育ってくれねーと困るわ。慶太郎!お前今日稼いで帰るか?』
『いやいや。明日も朝から現場なんで勘弁してくださいよ。今日は本当に俺もキツイんです。虎が事故にあったんすよ。千佳から電話貰った時にはもう気が狂いそうでしたからね。どんだけ飛ばしても病院が遠く感じて虎の状況がわからないしマジ泣きそうでしたよ。千佳がいなかったら俺は相手をぶん殴ってしまいそうな勢いでした。俺は本当にまだ弱い』
『そうか。虎は大丈夫だったんだろ?お前から弟達を奪ったら俺でもお前を救える自信ねーわ』
『ありがとうございます。たいした怪我なく大丈夫でしたよ。本当は正直毎日運転手をつけたいぐらいなんすけどね。心配過ぎて。でも俺が過保護にしすぎたらあいつらの危険を察知する能力を奪ってしまうんだろうなって思うし歩いて登校させてたんすけどまだまだ心配っすよ。まあ怪我が治るまでは千佳が送り迎えしてくれますけど俺の本音は毎日専属の運転手をあいつらにつけたいわけで親バカってこういう感じなんでしょうね。たかだか徒歩圏内の公立小学校なのに俺が不安なんすよ。あいつらを失いたくなくてね。俺のエゴを押し付けてあいつらをダメにしたらいけないんでそれは我慢しますけど』
『まあたいした事なくて良かったじゃん。まだ双子はチビだから心配だな。それより悠之心はお前に似てきてんじゃん。将来はホストやれんじゃねーのか』
『いや俺、悠にはやらせたくないっすよ。まあ本人がどうしてもって言うならしょうがないっすけど俺はやってほしくはないっすね。ところで雄輔はどうっすか?今年二十歳っすよね?稼いでます?大輔の弟なんであいつもやり手だと思いますよ。雄輔に店任せてもいいんじゃないんすか?』
『あいつはまだまだだよ。もっと他の店で鍛えて貰ってこないとな。ナンバーワンにもなってねーんじゃないか。知らねーけど』
『大輔は弟にも厳しいっすね。うちの店じゃなく他所に出して修行させるとは。俺だったら無理っすね。どうしても甘やかしちゃいます。中学の時俺達は雄輔にロクなとこを見せてないんで俺も責任感じてますよ。大輔ん家に入り浸って酒飲んだりしてましたもんね。そりゃ雄輔も真似ますよ。あいつにも俺はいつか店を任せたいと思ってるんすけど』
『まだはえーっつうの』
『そうっすかね?もうホストを2年やってますよ。俺らは19歳から店持ってたんだし雄輔だって出来ますよ。大輔の弟なんだし』
『慶太郎!お前まさかもう話し受けてんじゃねーだろうな?俺らが成功したのはたまたまだ。ママとの出逢いが会って恵まれてただけだぞ。10代のガキがやれたのはママの手助けがあったからだろ。ガキが店持てる程甘くねーよ』
『それはわかってますよ。俺達は運良くいい出逢いがあってここまでになれた。全てママ達の指導のおかげです。まあ俺はそのうち雄輔にも任せたいと思ってますんでその時はよろしくお願いします。今日はもう上がらせて貰っていいっすか?まだデスクワークも残ってるんすよ。てゆうか俺に仕事が残ってない日はないんすけどね』
『おう!勝手に帰れ。またお前には稼いでもらうから。お疲れ!慶太郎!』
『はい。わかりました。ありがとうございます。んじゃ店お願いします。お疲れ!大輔!』
相変わらず厳しいねー大輔は。自分の弟じゃねーかよ。実は四店舗目の話しが出てるんすよね。そこを任せるには雄輔しかいないと俺は思ってるんすけど。俺絶対殴られそうだな。もう二十歳になるんだよ。やれるでしょ。大輔の弟なんすから。最悪潰しても俺は別にいいんすよ。雄輔だって大輔を追ってるんだよ。大輔!俺ら相当努力してきたよな。俺、お前がいたから頑張れたんだよ。大輔の努力を俺はしっかり見てきました。俺達がロクな見本見せなかったんだから雄輔には罪滅ぼしするべきだと俺は思っています。2つしか違わないからあいつだって難しい思春期に入っていたんすよ。そら俺達見て育てば道をそれてもおかしくないでしょうよ。雄輔!ごめんな!お前に悪い影響を与えていたのは俺達だ。あー0時回ったか。帰ってシャワー浴びたらもう寝ちゃいそうだな。仕事出来る気がしねー。拓海は寝たかな?お前もだいぶん変わってきたよね。1人で眠れるようになってきたもんな。拓海!お前に希望の光りは見えている?見えているよな?その光りに向かってちゃんと歩むんだよ。お前にはしっかり自分の夢を自分で掴んでほしい。お前はやれば出来る子だ。頑張れよ拓海!
『おはようございます!慶太郎さん!』
『おはよう!翔太!アルテミスのナンバーワンは調子どうっすか?』
『まあまあっすね。颯真に抜かれそうなんでもっと頑張ります!』
『そうだな。先月はけっこう颯真の調子が良かったもんね。翔太も頑張ってよ!』
『はい!頑張ります!』
『大輔!お疲れ!看板は確認してきました。まあ俺のイメージ通りに仕上がってましたのであれでいいと思いますよ。んで差し入れの栄養ドリンクを持ってきたんで飲んで頂けたらと思います!無理をさせてすいません!』
『おう!お疲れ!慶太郎!トライアンフにも持って行ったのかよ?』
『はい!もちろんっすよ。航太に冷蔵庫に入れておくよう渡しておきました!三店舗目に回すキャストは青斗っすか?』
『あー。青斗と圭吾をトライアンフで今研修させてるけど経験者だしまあやれんじゃねーか。アルテミスからは唯人と優樹を回すつもりだ。星哉と翔平はどっちを連れて行くかをまだ迷ってるけどな』
『そうなんすか。まあ2人共に回してもいいんじゃないんすか?どちらも稼いでくれると思いますよ』
『まだヘルプもいるしな。もっと育ってくれねーと困るわ。慶太郎!お前今日稼いで帰るか?』
『いやいや。明日も朝から現場なんで勘弁してくださいよ。今日は本当に俺もキツイんです。虎が事故にあったんすよ。千佳から電話貰った時にはもう気が狂いそうでしたからね。どんだけ飛ばしても病院が遠く感じて虎の状況がわからないしマジ泣きそうでしたよ。千佳がいなかったら俺は相手をぶん殴ってしまいそうな勢いでした。俺は本当にまだ弱い』
『そうか。虎は大丈夫だったんだろ?お前から弟達を奪ったら俺でもお前を救える自信ねーわ』
『ありがとうございます。たいした怪我なく大丈夫でしたよ。本当は正直毎日運転手をつけたいぐらいなんすけどね。心配過ぎて。でも俺が過保護にしすぎたらあいつらの危険を察知する能力を奪ってしまうんだろうなって思うし歩いて登校させてたんすけどまだまだ心配っすよ。まあ怪我が治るまでは千佳が送り迎えしてくれますけど俺の本音は毎日専属の運転手をあいつらにつけたいわけで親バカってこういう感じなんでしょうね。たかだか徒歩圏内の公立小学校なのに俺が不安なんすよ。あいつらを失いたくなくてね。俺のエゴを押し付けてあいつらをダメにしたらいけないんでそれは我慢しますけど』
『まあたいした事なくて良かったじゃん。まだ双子はチビだから心配だな。それより悠之心はお前に似てきてんじゃん。将来はホストやれんじゃねーのか』
『いや俺、悠にはやらせたくないっすよ。まあ本人がどうしてもって言うならしょうがないっすけど俺はやってほしくはないっすね。ところで雄輔はどうっすか?今年二十歳っすよね?稼いでます?大輔の弟なんであいつもやり手だと思いますよ。雄輔に店任せてもいいんじゃないんすか?』
『あいつはまだまだだよ。もっと他の店で鍛えて貰ってこないとな。ナンバーワンにもなってねーんじゃないか。知らねーけど』
『大輔は弟にも厳しいっすね。うちの店じゃなく他所に出して修行させるとは。俺だったら無理っすね。どうしても甘やかしちゃいます。中学の時俺達は雄輔にロクなとこを見せてないんで俺も責任感じてますよ。大輔ん家に入り浸って酒飲んだりしてましたもんね。そりゃ雄輔も真似ますよ。あいつにも俺はいつか店を任せたいと思ってるんすけど』
『まだはえーっつうの』
『そうっすかね?もうホストを2年やってますよ。俺らは19歳から店持ってたんだし雄輔だって出来ますよ。大輔の弟なんだし』
『慶太郎!お前まさかもう話し受けてんじゃねーだろうな?俺らが成功したのはたまたまだ。ママとの出逢いが会って恵まれてただけだぞ。10代のガキがやれたのはママの手助けがあったからだろ。ガキが店持てる程甘くねーよ』
『それはわかってますよ。俺達は運良くいい出逢いがあってここまでになれた。全てママ達の指導のおかげです。まあ俺はそのうち雄輔にも任せたいと思ってますんでその時はよろしくお願いします。今日はもう上がらせて貰っていいっすか?まだデスクワークも残ってるんすよ。てゆうか俺に仕事が残ってない日はないんすけどね』
『おう!勝手に帰れ。またお前には稼いでもらうから。お疲れ!慶太郎!』
『はい。わかりました。ありがとうございます。んじゃ店お願いします。お疲れ!大輔!』
相変わらず厳しいねー大輔は。自分の弟じゃねーかよ。実は四店舗目の話しが出てるんすよね。そこを任せるには雄輔しかいないと俺は思ってるんすけど。俺絶対殴られそうだな。もう二十歳になるんだよ。やれるでしょ。大輔の弟なんすから。最悪潰しても俺は別にいいんすよ。雄輔だって大輔を追ってるんだよ。大輔!俺ら相当努力してきたよな。俺、お前がいたから頑張れたんだよ。大輔の努力を俺はしっかり見てきました。俺達がロクな見本見せなかったんだから雄輔には罪滅ぼしするべきだと俺は思っています。2つしか違わないからあいつだって難しい思春期に入っていたんすよ。そら俺達見て育てば道をそれてもおかしくないでしょうよ。雄輔!ごめんな!お前に悪い影響を与えていたのは俺達だ。あー0時回ったか。帰ってシャワー浴びたらもう寝ちゃいそうだな。仕事出来る気がしねー。拓海は寝たかな?お前もだいぶん変わってきたよね。1人で眠れるようになってきたもんな。拓海!お前に希望の光りは見えている?見えているよな?その光りに向かってちゃんと歩むんだよ。お前にはしっかり自分の夢を自分で掴んでほしい。お前はやれば出来る子だ。頑張れよ拓海!

