『おはよう千佳』
『慶太郎!おはよう!大丈夫?昨日の海で疲れたでしょ?疲れはとれた?』
『うん。まあ大丈夫。海で疲れたと言うより運転と子守りに疲れてる感じだね。千佳!コーヒーちょうだい!タバコ吸ってシャワー浴びてくるよ!あっ!今日から悠!龍!虎!の家庭教師が19時30分から1時間だけ来るじゃん。んで龍と虎は一緒に勉強出来ないし龍の部屋を作るよ。元々分けるつもりで空いてる部屋だしね。午前中に便利屋を頼んでるから悠之心の向かい側の部屋に龍のベッドや学習机、家具とかを動かしてもらうよう指示してやってくれる?』
『うん!わかった!龍ちゃんのお部屋作っておくよ!虎ちゃんのお部屋も広くなるね!』
『まあそうだね。みんな10畳ぐらいの部屋だから友達呼んでも問題ないでしょ。あんまりうちを溜まり場にはして欲しくないんですけどね。龍と虎の友達もタイプが違うし虎に宿題をさせるには別々にしとかないと龍とは差が出てるわけだから同じ勉強は出来ないからね。あいつらも自分だけの部屋がいいって言ってるし今日から個室を与えるよ』
『うん!龍ちゃんのお部屋に新しいカーテンとカーペット買ってくるよ!龍ちゃんは黄色っぽいのが好きだもんね!』
『あーそうだね。空室だから何もないもんね。じゃあお願いします』
『うん!』
『おはようございます!』
『悠ちゃん!おはよう!やっぱり焼けたね!痛くない?』
『ちょっと痛いですね。まあでも学校のプールで充分焼けてるしそんなにたいした事はないです。シャワー浴びてきます』
『うん!今慶太郎も入ったとこだよ!浴びておいで!』
『はい!』
なんか日焼けしてさらに真っ黒になってちょっとたくましく見えるなー悠ちゃん。日に日に慶太郎に似てくるね。
『慶兄!おはよう!俺もシャワー浴びる!』
『おう!おはよう!悠!今日から家庭教師が来るからね。君が自分で俺も来て欲しいって言ったんだからしっかり1時間ぐらい勉強してくださいね!高い月謝払うんですよ』
『わかってるよ!勉強する!もうわかんないとこあるし』
『はい!頑張ってくださいね!』
『慶太郎!龍ちゃん虎ちゃんを私が起こしてくるね!』
『いや俺が行くよ!家庭教師の話しもしてはあるんだけどまあいちおもう1回しておくから。それに虎はすぐに起きないからね。千佳は朝ごはんの準備を進めてて!』
『うん!もうほぼ出来てるけど。あとはフルーツを用意するだけかな』
やっぱり拓海は起きてこないね。朝からお仕置きかよ。
『はい。じゃあすぐ起こしてきます。龍!虎!起きて!学校だよ!龍!虎!起きなさい!』
『慶太郎兄ちゃん!おはよう!抱っこして!』
『はい!おいで!龍!おはよう!今日から龍のお部屋を作って夜には家庭教師の先生が来て勉強を教えてくれるからね!龍は宿題を自分で出来るけどわからない所があったら聞くんだよ!わかった?』
『うん!でも僕わかんないとこないよ!今日帰ったら僕のお部屋出来てるの?』
『うん。出来てるよ。龍が本当に受験したいんだったら先生の言う通りコツコツ勉強していたら焦らなくて済むからね。頑張る?』
『うん!頑張る!』
『はい!じゃあ顔洗ってきて着替え済ませてね!携帯は自分でランドセルに入れてよ。学校では出しちゃダメだよ。学校の帰りや何か急に困った時だけ使うんだよ!』
『うん!わかった!』
『虎!早く起きて!虎之助!起きないとお尻叩くよ!』
『やーだ!んー抱っこしてよー!』
『はい!おいで!虎!ちゃんと俺の目を見て聞いて!今日から虎だけの先生が来て宿題を見てくれるからね!龍はお部屋を変えるからここは虎だけのお部屋になるよ。先生に虎のお部屋を教えてあげてちゃんと先生の言う事聞いて宿題するんだよ!虎が来て欲しいって言ったんだからね!わかった?』
『うん!わかったよ!』
『それから昨日の夜ランドセルに時間割の準備する時携帯は入れたの?』
『入れてないよ!』
『じゃあ自分で入れてね。でも学校では携帯を出しちゃダメだよ。ランドセルに入れたままでいいからね!学校から帰る時とか急に困った時だけ使うんだよ。帰ってきたらどうするんだっけ?』
『ゲーム入れるカバンに携帯も入れる!』
『そうだね。わかってるじゃん!あと時計をはめて行くのを忘れちゃダメだよ!まだ虎は出来ないからお姉ちゃんにはめてもらっていいからね!右手にはめてもらうんだよ。虎は左利きだから。音が鳴ったら帰って来てよ!わかった?』
『うん!わかった!』
『はい!虎も顔洗って着替えをして!またお姉ちゃんが準備してくれてるからすぐ着れていいね!でも自分で準備出来るようになろうね!』
『うん!』
『コラ!拓海!目覚しが鳴りっぱなしじゃねーか!起きろ!お前はお仕置き決定だ!早く起きなさい!飯だぞ!』
『いったぁー!んーもう朝ってなんでこんなに早く来るの?ねむいー』
『目を覚まさしてやろうか?先にお仕置きしてもいいんだぞ!』
『嫌だ!起きたじゃん!お仕置きはやめて!お願い!慶太郎にーちゃん!』
『俺が起こしたんだろう!自分で起きなさいって約束したよな?こんだけうるさいのにお前はよく寝てられるね!早く来い!先に飯だ!目覚ましとめとけよ!とめるまで何度も鳴るんだぞ!』
『わかったよー。あーねむてー。しかも久々のパドで腕がちょー筋肉痛じゃん!』
『はい!じゃあみんないつも作ってくれるお姉ちゃんに感謝していただきます!』
『いただきまーす』
『いってぇー!』
『いったぁー!な、なにすんだよ?』
『拓海!悠!テーブルに肘をついて食ってんじゃねーよ!行儀悪いって言っただろ!』
『はい。すいません』
『だからって拳骨はいてぇーよ!バカになるー!』
『お前はもう1発欲しいか?学習しねーんだから充分バカだ!お仕置きも増やしていいんだぞ?』
『嫌だ!もうしないからー!ごめんなさい!』
『はい!お前ら忘れ物はないね?気をつけて行くんだよ!龍と虎は悠の言う事を聞いてちゃんと横断歩道を渡りなさいよ!危ないんだからね!じゃあ行ってらっしゃい!』
『はーい!行ってきまーす!』
『僕の靴は?』
『昨日海で汚れたでしょ!まだ干してあるから今日はこっちを履いて!この前2足買ったんだからこれもちっちゃくないよ!』
『青いのがいいの!』
『これも青いじゃん!今日はこれ履きなさい!早く行かないと遅刻するよ!虎!もうお尻叩こうか?』
『いやだー!履く!』
『はい!行ってらっしゃい!』
『悠ちゃん!龍ちゃん!虎ちゃん!行ってらっしゃい!』
『まったくもう。自分で選んだんだから文句言うなっつうの』
『履き慣れた方がいいんだろうね!』
はぁー。しんどいな。また地獄の1週間が始まる。今日は月曜だから現場が忙しいぞ。拓海がシャワー終わったらお仕置きして事務所連れてかなきゃいけないのか。予備校行ってくれると助かるんですけどね。
『拓海!早くしろ!こっち来い!』
『嫌だ!待って!俺まだパンツしか履いてないよー!』
『ほら!入れ!パンツ履いても履かなくても意味がないんだろ?またパンツもおろすか?』
『嫌だって!痛いよー!ジーンズ履かせて!パンツだけは嫌だ!我慢出来ない!』
『お前のお仕置きはパンツ1丁だって言っただろ!パンツ履かせてやってるだけまだ甘いんだよ!ほら!後ろ向け!時間がないんだ!』
『無理!無理だって!ごめんなさい!うわっー嫌だ!いったぁー!痛い!っぎゃー痛い!いやだーっつ、痛いよー!っく、いってぇー!やめて!痛い!起きるから!いたっ!いったぁー!っぐぅ、痛いよー!っく、うっく、痛い?ひっく、うっく、ご、ごめんなさい!』
『痛いのはわかってた事だろ!自分で起きられなくてどうするんだ!ちゃんと生活リズムを作って自分で起きないと大学も通えないし社会でも通用しないんだぞ!明日も自分で起きてこなかったらお仕置きするからな!尻が治ってなくても俺は容赦しないって言っただろ!わかったのか?拓海!返事は!』
『っく、痛い、は、はい。うっく』
『そりゃ痛いよ。俺だってわかってるよ。ちゃんと自分で起きれるようにならないとお前が社会人になって困るんだ!わかるね?ほら!いつまで泣くんだよ?事務所行って勉強するんだろ?早く顔洗ってきなさい!』
『っく、痛いんだもん!っく』
『じゃあお仕置きされないように頑張って自分で起きるんだな!早くしなさい!もう出るぞ!俺は仕事をしなきゃいけないの!』
『っく、わかったよー!』
はぁー。こんな事でお仕置きさせんじゃねーよ。朝は忙しいんだぞ。まあいくらパンツ履いてても痛いだろうな。懲りたら自分で起きてくれ。お前が本当に困るんだよ。
『拓海!まだか?早くしてくれ!先生来るぞ!朝は混むんだから急げ!』
『待ってよー!まだ筆箱とか入れてない!』
『もう!なんでお前は寝る前に準備してないんだよ!』
『忘れてたんだよ!俺の筆箱がない!』
『知るか!お前の部屋にあるんじゃねーのかよ?デスクの上は?』
『あっ!あった!カバンに入ってたよー!いったい!』
『これからちゃんと前の日に準備しときなさい!わかった?』
『わかったよー!』
『なんでお前が逆ギレするんだよ!朝は時間なくて慌てるんだったら前の日に準備しとくのは常識だろ!千佳!じゃあ行ってくるよ!あとよろしくね!』
『うん!わかった!はい!お弁当!2人分あるから。気をつけてよ!行ってらっしゃい!』
『あーありがとう!行ってきます!拓海!早く!乗れ!』
『どれに?』
『あーBMWの黒い方!』
あーもう車をどうにかしなきゃな。千佳が乗ってるオペルは売ってプレゼントで貰った白のBMWを千佳に乗らせよう。俺はママからプレゼントされた方を乗ってないと怒られそうですからね。俺が乗ってた古い方のBMWを慎二郎に乗らせてワーゲンは車検受けずに売ればとりあえず片付くんだよな。古いって言っても新車を1年しか乗ってないんだから車検まで充分乗れるし学生の分際で贅沢過ぎるぐらいだ。まださらにフェラーリが届いてきますからね。持って帰らないと大輔がキレるよな。俺だってもうガレージがいっぱいで止めれないんですよ。早く売り払う手配しよう。あーヤバイな。混んでるじゃん。だから早くしろっつったんだよ。高速乗ったのはまずったかな。これは事故ってんじゃねーか?下走った方が良かったね。間に合わないかもな。あーもうやだ。
『慶太郎!おはよう!大丈夫?昨日の海で疲れたでしょ?疲れはとれた?』
『うん。まあ大丈夫。海で疲れたと言うより運転と子守りに疲れてる感じだね。千佳!コーヒーちょうだい!タバコ吸ってシャワー浴びてくるよ!あっ!今日から悠!龍!虎!の家庭教師が19時30分から1時間だけ来るじゃん。んで龍と虎は一緒に勉強出来ないし龍の部屋を作るよ。元々分けるつもりで空いてる部屋だしね。午前中に便利屋を頼んでるから悠之心の向かい側の部屋に龍のベッドや学習机、家具とかを動かしてもらうよう指示してやってくれる?』
『うん!わかった!龍ちゃんのお部屋作っておくよ!虎ちゃんのお部屋も広くなるね!』
『まあそうだね。みんな10畳ぐらいの部屋だから友達呼んでも問題ないでしょ。あんまりうちを溜まり場にはして欲しくないんですけどね。龍と虎の友達もタイプが違うし虎に宿題をさせるには別々にしとかないと龍とは差が出てるわけだから同じ勉強は出来ないからね。あいつらも自分だけの部屋がいいって言ってるし今日から個室を与えるよ』
『うん!龍ちゃんのお部屋に新しいカーテンとカーペット買ってくるよ!龍ちゃんは黄色っぽいのが好きだもんね!』
『あーそうだね。空室だから何もないもんね。じゃあお願いします』
『うん!』
『おはようございます!』
『悠ちゃん!おはよう!やっぱり焼けたね!痛くない?』
『ちょっと痛いですね。まあでも学校のプールで充分焼けてるしそんなにたいした事はないです。シャワー浴びてきます』
『うん!今慶太郎も入ったとこだよ!浴びておいで!』
『はい!』
なんか日焼けしてさらに真っ黒になってちょっとたくましく見えるなー悠ちゃん。日に日に慶太郎に似てくるね。
『慶兄!おはよう!俺もシャワー浴びる!』
『おう!おはよう!悠!今日から家庭教師が来るからね。君が自分で俺も来て欲しいって言ったんだからしっかり1時間ぐらい勉強してくださいね!高い月謝払うんですよ』
『わかってるよ!勉強する!もうわかんないとこあるし』
『はい!頑張ってくださいね!』
『慶太郎!龍ちゃん虎ちゃんを私が起こしてくるね!』
『いや俺が行くよ!家庭教師の話しもしてはあるんだけどまあいちおもう1回しておくから。それに虎はすぐに起きないからね。千佳は朝ごはんの準備を進めてて!』
『うん!もうほぼ出来てるけど。あとはフルーツを用意するだけかな』
やっぱり拓海は起きてこないね。朝からお仕置きかよ。
『はい。じゃあすぐ起こしてきます。龍!虎!起きて!学校だよ!龍!虎!起きなさい!』
『慶太郎兄ちゃん!おはよう!抱っこして!』
『はい!おいで!龍!おはよう!今日から龍のお部屋を作って夜には家庭教師の先生が来て勉強を教えてくれるからね!龍は宿題を自分で出来るけどわからない所があったら聞くんだよ!わかった?』
『うん!でも僕わかんないとこないよ!今日帰ったら僕のお部屋出来てるの?』
『うん。出来てるよ。龍が本当に受験したいんだったら先生の言う通りコツコツ勉強していたら焦らなくて済むからね。頑張る?』
『うん!頑張る!』
『はい!じゃあ顔洗ってきて着替え済ませてね!携帯は自分でランドセルに入れてよ。学校では出しちゃダメだよ。学校の帰りや何か急に困った時だけ使うんだよ!』
『うん!わかった!』
『虎!早く起きて!虎之助!起きないとお尻叩くよ!』
『やーだ!んー抱っこしてよー!』
『はい!おいで!虎!ちゃんと俺の目を見て聞いて!今日から虎だけの先生が来て宿題を見てくれるからね!龍はお部屋を変えるからここは虎だけのお部屋になるよ。先生に虎のお部屋を教えてあげてちゃんと先生の言う事聞いて宿題するんだよ!虎が来て欲しいって言ったんだからね!わかった?』
『うん!わかったよ!』
『それから昨日の夜ランドセルに時間割の準備する時携帯は入れたの?』
『入れてないよ!』
『じゃあ自分で入れてね。でも学校では携帯を出しちゃダメだよ。ランドセルに入れたままでいいからね!学校から帰る時とか急に困った時だけ使うんだよ。帰ってきたらどうするんだっけ?』
『ゲーム入れるカバンに携帯も入れる!』
『そうだね。わかってるじゃん!あと時計をはめて行くのを忘れちゃダメだよ!まだ虎は出来ないからお姉ちゃんにはめてもらっていいからね!右手にはめてもらうんだよ。虎は左利きだから。音が鳴ったら帰って来てよ!わかった?』
『うん!わかった!』
『はい!虎も顔洗って着替えをして!またお姉ちゃんが準備してくれてるからすぐ着れていいね!でも自分で準備出来るようになろうね!』
『うん!』
『コラ!拓海!目覚しが鳴りっぱなしじゃねーか!起きろ!お前はお仕置き決定だ!早く起きなさい!飯だぞ!』
『いったぁー!んーもう朝ってなんでこんなに早く来るの?ねむいー』
『目を覚まさしてやろうか?先にお仕置きしてもいいんだぞ!』
『嫌だ!起きたじゃん!お仕置きはやめて!お願い!慶太郎にーちゃん!』
『俺が起こしたんだろう!自分で起きなさいって約束したよな?こんだけうるさいのにお前はよく寝てられるね!早く来い!先に飯だ!目覚ましとめとけよ!とめるまで何度も鳴るんだぞ!』
『わかったよー。あーねむてー。しかも久々のパドで腕がちょー筋肉痛じゃん!』
『はい!じゃあみんないつも作ってくれるお姉ちゃんに感謝していただきます!』
『いただきまーす』
『いってぇー!』
『いったぁー!な、なにすんだよ?』
『拓海!悠!テーブルに肘をついて食ってんじゃねーよ!行儀悪いって言っただろ!』
『はい。すいません』
『だからって拳骨はいてぇーよ!バカになるー!』
『お前はもう1発欲しいか?学習しねーんだから充分バカだ!お仕置きも増やしていいんだぞ?』
『嫌だ!もうしないからー!ごめんなさい!』
『はい!お前ら忘れ物はないね?気をつけて行くんだよ!龍と虎は悠の言う事を聞いてちゃんと横断歩道を渡りなさいよ!危ないんだからね!じゃあ行ってらっしゃい!』
『はーい!行ってきまーす!』
『僕の靴は?』
『昨日海で汚れたでしょ!まだ干してあるから今日はこっちを履いて!この前2足買ったんだからこれもちっちゃくないよ!』
『青いのがいいの!』
『これも青いじゃん!今日はこれ履きなさい!早く行かないと遅刻するよ!虎!もうお尻叩こうか?』
『いやだー!履く!』
『はい!行ってらっしゃい!』
『悠ちゃん!龍ちゃん!虎ちゃん!行ってらっしゃい!』
『まったくもう。自分で選んだんだから文句言うなっつうの』
『履き慣れた方がいいんだろうね!』
はぁー。しんどいな。また地獄の1週間が始まる。今日は月曜だから現場が忙しいぞ。拓海がシャワー終わったらお仕置きして事務所連れてかなきゃいけないのか。予備校行ってくれると助かるんですけどね。
『拓海!早くしろ!こっち来い!』
『嫌だ!待って!俺まだパンツしか履いてないよー!』
『ほら!入れ!パンツ履いても履かなくても意味がないんだろ?またパンツもおろすか?』
『嫌だって!痛いよー!ジーンズ履かせて!パンツだけは嫌だ!我慢出来ない!』
『お前のお仕置きはパンツ1丁だって言っただろ!パンツ履かせてやってるだけまだ甘いんだよ!ほら!後ろ向け!時間がないんだ!』
『無理!無理だって!ごめんなさい!うわっー嫌だ!いったぁー!痛い!っぎゃー痛い!いやだーっつ、痛いよー!っく、いってぇー!やめて!痛い!起きるから!いたっ!いったぁー!っぐぅ、痛いよー!っく、うっく、痛い?ひっく、うっく、ご、ごめんなさい!』
『痛いのはわかってた事だろ!自分で起きられなくてどうするんだ!ちゃんと生活リズムを作って自分で起きないと大学も通えないし社会でも通用しないんだぞ!明日も自分で起きてこなかったらお仕置きするからな!尻が治ってなくても俺は容赦しないって言っただろ!わかったのか?拓海!返事は!』
『っく、痛い、は、はい。うっく』
『そりゃ痛いよ。俺だってわかってるよ。ちゃんと自分で起きれるようにならないとお前が社会人になって困るんだ!わかるね?ほら!いつまで泣くんだよ?事務所行って勉強するんだろ?早く顔洗ってきなさい!』
『っく、痛いんだもん!っく』
『じゃあお仕置きされないように頑張って自分で起きるんだな!早くしなさい!もう出るぞ!俺は仕事をしなきゃいけないの!』
『っく、わかったよー!』
はぁー。こんな事でお仕置きさせんじゃねーよ。朝は忙しいんだぞ。まあいくらパンツ履いてても痛いだろうな。懲りたら自分で起きてくれ。お前が本当に困るんだよ。
『拓海!まだか?早くしてくれ!先生来るぞ!朝は混むんだから急げ!』
『待ってよー!まだ筆箱とか入れてない!』
『もう!なんでお前は寝る前に準備してないんだよ!』
『忘れてたんだよ!俺の筆箱がない!』
『知るか!お前の部屋にあるんじゃねーのかよ?デスクの上は?』
『あっ!あった!カバンに入ってたよー!いったい!』
『これからちゃんと前の日に準備しときなさい!わかった?』
『わかったよー!』
『なんでお前が逆ギレするんだよ!朝は時間なくて慌てるんだったら前の日に準備しとくのは常識だろ!千佳!じゃあ行ってくるよ!あとよろしくね!』
『うん!わかった!はい!お弁当!2人分あるから。気をつけてよ!行ってらっしゃい!』
『あーありがとう!行ってきます!拓海!早く!乗れ!』
『どれに?』
『あーBMWの黒い方!』
あーもう車をどうにかしなきゃな。千佳が乗ってるオペルは売ってプレゼントで貰った白のBMWを千佳に乗らせよう。俺はママからプレゼントされた方を乗ってないと怒られそうですからね。俺が乗ってた古い方のBMWを慎二郎に乗らせてワーゲンは車検受けずに売ればとりあえず片付くんだよな。古いって言っても新車を1年しか乗ってないんだから車検まで充分乗れるし学生の分際で贅沢過ぎるぐらいだ。まださらにフェラーリが届いてきますからね。持って帰らないと大輔がキレるよな。俺だってもうガレージがいっぱいで止めれないんですよ。早く売り払う手配しよう。あーヤバイな。混んでるじゃん。だから早くしろっつったんだよ。高速乗ったのはまずったかな。これは事故ってんじゃねーか?下走った方が良かったね。間に合わないかもな。あーもうやだ。

