あー16時30分か。眠いな。ちょっと休憩しよ。
『あれ?悠!拓海は?一緒にゲームしてたんじゃないの?』
『してたよ。さっきちょっと部屋に行ってくるって。すぐ戻るって言ってたよ。なんか取りに行ったんじゃないの?』
『そう。龍や虎はまだ帰ってないのか。悠!お前宿題したの?』
『まだ』
『いつするの?明日は波乗りに行くんでしょ?朝早いしかなり疲れるんだよ。帰ってから宿題なんて出来ないと思うけど。君が行きたいって言うから連れて行くんだけど宿題していなかったら連れて行かないよ。宿題は学校から帰ったらすぐにやる癖をつけてもらいたいね。夕飯までに宿題した方がいいんじゃないのか?』
『うん。わかった。ここのステージが終わったらゲームやめて宿題するよ』
はぁー。悠がやってないなら虎もやってないよな。龍ぐらいのもんか。宿題まともにやるのは。拓海はお仕置きしなきゃいけない事してんじゃねーのかよ?
『拓海!入るよ!』
『うわ!ダメ!ちょっと待って!って入ってんじゃん!仕事してたんじゃないの?』
『休憩だよ。お前が悪さしてないかなと思ってきたらやっぱりか。タバコ出せ!お前にはお小遣いは渡せないね!ちょっと来い!』
『嫌だ!ごめんなさい!だから今さら禁煙とかありえねーって!俺はホストやってたんだよ!放してよ!マジで嫌だ!』
『ほら!入れ!お前のお仕置きは俺の書斎でするからね。音楽かけるために防音完備もされてるから泣き喚いてもいいぞ。ジーンズおろせ!パンツまでは勘弁してやるよ!』
『い、嫌だ!パンツなんか意味ねーよ!なんで怒るんだよ!』
『約束したばっかりなんだけどな。まあ何度か痛い目みないとお前が約束を守るはずがない事はわかっていたけど。早く尻出せ!パンツの意味がないんだったら全部おろしてやるよ!』
『いや、嫌だ!やめてよ!ごめんて言ったじゃん!うわっ!やだー!やめて!いってぇー!うわっ!痛い!いや!痛い!いたっ!っぐぅ、いってー痛い!痛いよ!や、やめて!うぎゃーいたい!無理!いって、っく、痛い、うっく、いたーっ、ご、ごめんなさい!っく、うっく、痛い、ひっく、いった!っぐ、うっく、痛い!っつ、いてー!うっく、っく』
『言ったはずだ。飲酒、喫煙は50発だってな。お前が泣く事になる事もちゃんと忠告してやったのにな!そのまま尻出して壁向いて立ってろ。手は頭の後ろで組め!このまま動くなよ。自分に甘かったお前自身をよく反省するんだな。飲酒、タバコは禁止だ。また痛い目にあいたくなかったら自分を律してやめることだな。わかったか?拓海!返事は!』
『っく、うっく、は、はい!っく、痛いよ』
『痛いよ。お前がなめてるから忠告してやったのにそれを無視してタバコに手を出したんだろ!こら!動くな!』
『いったぁー!っく、もう叩かないでよ!うっく、痛い!っく、ひっく』
『動くなって言ってるだろ!ちゃんと反省しなさい!金はお前にはやっぱり持たなさい。必要なものは俺に言いなさい!またやったら何度でも尻叩いて反省させるからな!1度で反省してくれればいいんだけどね。わかったのか?』
『っく、わ、わかったよ!うっく、痛い』
『痛い思いしたくなかったら悪い事はしない事だ。手をおろすな!反省してねーだろ!』
『いったー!し、してる!っく、うっく』
『反省してるんだったら動くな!なんでこんな目にあったのかよく考えろ!わかったのか!拓海!』
『ひっく、わ、わかった!うっく、っく』
痛いだろう拓海。本当に痛いんだよ。俺だってその痛みは知ってるよ。まだまだ反省は出来ないだろうけどまあ1時間は立ってろ。やっちゃいけない事はするもんじゃない。お前自身の為にもだ。タバコや飲酒なんてかわいいもんだけどお前が背負っていかなきゃならないような事だけはするな。尻叩かれて泣いたぐらいでは許されない事だけはしちゃいけないよ。お前が苦しむんだからね。俺みたいな事はしないでくれ。
『おう!龍!おかえり!虎は?お前だけ帰ってきたの?』
『うん!だってリョウトくんも帰ったから。虎達はまだ遊んでるよ。慶太郎兄ちゃん!抱っこして!』
『そうなんだ。はい!龍おいで!虎は18時には帰ってくるかのかな。龍は宿題終わってるよね?』
『うん!終わってるよ!あっ!僕も悠兄とゲームする!』
『悠はまだ宿題が終わってないんですけどね。あれ?お前さっきのステージが終わったらやめて宿題するって言わなかったっけ?』
『え?言いました。ごめんなさい。今からやります。はい。龍!いいよ!自分のソフトやって。俺宿題するから』
『うん!』
『口にした事はちゃんと守るようにいつも言ってるよな?お前の部屋に行こうか。悠之心!』
『はい。ごめんなさい』
『お前の竹刀はこれか。壁に手をつけよ!』
『えーマジで!10発にしてください!』
『うるさい!言われた事をしなかったらお仕置きされるのわかってただろ。気合い入れられるのとは違うんだよ!罰なんだ!』
『はい。いってぇー!っく、痛い!っつ、いたっ!っく、いてー!っく、いったぁー!いたー!痛い!っく、っつ、いたっ!いてー!』
『はい。終わり。20発だ。ズボンおろされてないだけまだ甘いんだからね。しっかり言われた事は守って自分が口にした事は守ってくださいよ!』
『はい。すいませんでした』
『じゃあ宿題頑張ってやってよ』
『うん。わかった』
せっかく飲み潰れるから休みとったのに全然休めねーじゃん。とは言ってもデスクワークはあるんですけどね。竹刀より壮ちゃんのお仕置き棒の方が痛いんだよ。堅いし重いからね。まあまだお前は小学生だから手加減もしてるけど中学になったらしないよ。お前は絶対俺と同じ事をしでかすだろうな。悠!タバコぐらいまでにしといてくれよ。
『拓海!反省したのか?』
『うん!した!』
『はぁー。してるようには思えないんですけどね。まあ初犯て事で今日は許してやるよ。次見つけて反省してなかったら倍尻叩くぞ!』
『い、嫌だ!無理!死んじゃう!』
『大丈夫だ。尻を叩かれて俺は死んでないからな。ほら!パンツあげて顔洗ってきなさい』
『えっ?慶太郎にーちゃんも叩かれたの?あっ!慶太郎にーちゃん!これ昨日の誕生日プレゼント?うわっ!この時計やばいじゃん!こんなにあるんだからちょーだい!』
『お前絶対反省してないよな。まあ俺も1回や2回で反省なんか出来てなかったからお前も繰り返して学べ。自分が痛い思いをするだけだって聞いてねーな。1つだけだぞ!お前にはまだ早いぐらいだからな!残りは店の子達にやるんだから1つだけ選びなさい!』
『うん!俺はこれがいい!ヤバイ!20万はすんじゃねーの?俺にも回してよ!おいしい女!いってぇー!痛い!尻叩かないで!手でも痛い!いったー!』
『お前はもうホストじゃないんだ!女の事を考えるより受験する大学の事を考えなさい!時計やらねーぞ!』
『嫌だ!ごめんなさい!』
『あれ?拓海くん!どうしたの?泣いたの?』
『だって慶太郎にーちゃんがいっぱい尻叩くんだもん!ちょー痛いんだよ!鬼だよ!鬼!』
『なんか悪い事したんでしょ?ちゃんと反省したの?』
『うん!した!ねー千佳ちゃん見て!慶太郎にーちゃんに貰ったんだよ!誕生日プレゼントに貢がれたやつだけど!けっこういい客ついてるよねー俺も欲しいな!おいしい女!痛い!いたいよー千佳ちゃん!なんでほっぺたつねるの?』
『拓海くん!女の子を利用するんじゃないの!わかった?慶太郎にお尻もう1回叩いてもらった方がいいんじゃないの?本当に反省してる?』
『嫌だ!反省してるよー!痛い!千佳ちゃん!ごめん!』
『はい!顔洗うんでしょ?早く洗いなさい』
『うん!わかった!』
素直なんだけどね。拓海くんはなんか反省してる感じがしないよ。返事だけはちゃんとするんだけど。でも泣くぐらい痛かったんだね。厳しいね慶太郎は。でも慶太郎は拓海くんに愛情を持って叱ってるんだよ。わかるかな?拓海くん。いつかわかるよね。
『千佳!俺、虎を見てくるよ!最近18時でも明るいからあいつ暗くならないと帰ってこないでしょ?もうすぐ18時になるし。携帯持たした方がいいかな?』
『うん。そうだね。虎ちゃんはけっこう帰ってくるの遅いから心配だよね。夏場は19時近くまで明るいもんね。龍ちゃんの友達が1人携帯を持ってるみたいだけど大半はまだ持ってないのかな?どうなんだろう?でもなんかあった時が怖いよね』
『そうなんだよ。携帯持たせるかな。GPSで探せるしね。とりあえず探してくるよ』
『うん!もうすぐご飯出来るからね!』
虎には絶対必要だ。あいつは迷子にもなるからな。先週の遊園地だってあいつは勝手に離れて迷子になりやがった。速攻買おう。公園にいねーじゃねーかよ。あーもうあいつはどこ行った?まさか駅の方まで行ってんのかな?あっ!いた!
『虎!何やってんの!もうすぐ18時だよ!こんなとこまで来てたら家に着くの遅くなるでしょ!車に乗りなさい!』
『だってさーまだ暗くなってない!』
『暗くなってなくてももう時間なの!18時までに帰ってきなさいって言ってるだろ!君達も帰らないともうすぐ暗くなるよ!家はここから近いの?』
『僕達は近いよ!バイバイ!虎くん!』
『バイバイ!また遊ぼうね!』
『気をつけて帰るんだよ!』
『はーい!』
『虎!時間はわかる?18時はわかるよね?教えてあげたでしょ?帰ったらお仕置きしようか?時間守らなかったらお仕置きするって言ってあるもんね!』
『いやだー!だって何時かわかんなかったもん!うわあーん!いやだー!』
『はぁー。虎が時間に帰ってこないと心配なんだよ!わかる?俺は虎になんかあったら嫌なの!わかってくれよ。確かに時計がないから時間がわかんなかったのかも知れない。だから携帯を買うからね。それで時間がわかるよね。次に時間守らなかったら本当にお仕置きするよ!泣かないの!まだお仕置きしてない!わかった?』
『っく、うっく、わかった!っく』
『よし。じゃあ今から買いに行こう。帰る時間になったら音がなるようにセットしてあげるからね。アラーム鳴ったら帰るんだよ。自分でも携帯は見て時間を気にしていなきゃいけないよ!音が聞こえなかったらわかんないんだからね。わかったの?』
『っく、わかったの!っく』
いやわかってねーな。携帯なんかリュックに入れてても気づかないだろうしぶら下げてたら邪魔で壊したり無くしてしまいそうだ。まあとりあえずGPS機能が目的だから携帯は持っててくれればそれでいい。腕時計は龍と虎にも必要だな。時計ぐらいなら遊びの邪魔にならないだろう。とりあえずアラームが10分前に鳴るようにセットした腕時計なら気づくかな?龍はちゃんと帰ってくるから必要ないけど同じものを与えておかないとね。携帯3つと時計が2つだな。チビが出来る時計ってあるっけ?あっ!でも俺はチビの頃から時計はめてたな。アラームは別に必要なかったけど。塾通いで電車に乗る時間とか確認するのに必要だったもんな。俺はお前みたいに遊んでて帰る時間を確認してたんじゃないんだよ。虎之助!真っ直ぐ育ってくれな。多少勉強なんか出来なくてもいいよ。道さえそれずお前が元気に育ってくれればそれでいい。本当に心配なんだからな。お前らに何かあったら俺はどうなるかわかんないよ。
『あれ?悠!拓海は?一緒にゲームしてたんじゃないの?』
『してたよ。さっきちょっと部屋に行ってくるって。すぐ戻るって言ってたよ。なんか取りに行ったんじゃないの?』
『そう。龍や虎はまだ帰ってないのか。悠!お前宿題したの?』
『まだ』
『いつするの?明日は波乗りに行くんでしょ?朝早いしかなり疲れるんだよ。帰ってから宿題なんて出来ないと思うけど。君が行きたいって言うから連れて行くんだけど宿題していなかったら連れて行かないよ。宿題は学校から帰ったらすぐにやる癖をつけてもらいたいね。夕飯までに宿題した方がいいんじゃないのか?』
『うん。わかった。ここのステージが終わったらゲームやめて宿題するよ』
はぁー。悠がやってないなら虎もやってないよな。龍ぐらいのもんか。宿題まともにやるのは。拓海はお仕置きしなきゃいけない事してんじゃねーのかよ?
『拓海!入るよ!』
『うわ!ダメ!ちょっと待って!って入ってんじゃん!仕事してたんじゃないの?』
『休憩だよ。お前が悪さしてないかなと思ってきたらやっぱりか。タバコ出せ!お前にはお小遣いは渡せないね!ちょっと来い!』
『嫌だ!ごめんなさい!だから今さら禁煙とかありえねーって!俺はホストやってたんだよ!放してよ!マジで嫌だ!』
『ほら!入れ!お前のお仕置きは俺の書斎でするからね。音楽かけるために防音完備もされてるから泣き喚いてもいいぞ。ジーンズおろせ!パンツまでは勘弁してやるよ!』
『い、嫌だ!パンツなんか意味ねーよ!なんで怒るんだよ!』
『約束したばっかりなんだけどな。まあ何度か痛い目みないとお前が約束を守るはずがない事はわかっていたけど。早く尻出せ!パンツの意味がないんだったら全部おろしてやるよ!』
『いや、嫌だ!やめてよ!ごめんて言ったじゃん!うわっ!やだー!やめて!いってぇー!うわっ!痛い!いや!痛い!いたっ!っぐぅ、いってー痛い!痛いよ!や、やめて!うぎゃーいたい!無理!いって、っく、痛い、うっく、いたーっ、ご、ごめんなさい!っく、うっく、痛い、ひっく、いった!っぐ、うっく、痛い!っつ、いてー!うっく、っく』
『言ったはずだ。飲酒、喫煙は50発だってな。お前が泣く事になる事もちゃんと忠告してやったのにな!そのまま尻出して壁向いて立ってろ。手は頭の後ろで組め!このまま動くなよ。自分に甘かったお前自身をよく反省するんだな。飲酒、タバコは禁止だ。また痛い目にあいたくなかったら自分を律してやめることだな。わかったか?拓海!返事は!』
『っく、うっく、は、はい!っく、痛いよ』
『痛いよ。お前がなめてるから忠告してやったのにそれを無視してタバコに手を出したんだろ!こら!動くな!』
『いったぁー!っく、もう叩かないでよ!うっく、痛い!っく、ひっく』
『動くなって言ってるだろ!ちゃんと反省しなさい!金はお前にはやっぱり持たなさい。必要なものは俺に言いなさい!またやったら何度でも尻叩いて反省させるからな!1度で反省してくれればいいんだけどね。わかったのか?』
『っく、わ、わかったよ!うっく、痛い』
『痛い思いしたくなかったら悪い事はしない事だ。手をおろすな!反省してねーだろ!』
『いったー!し、してる!っく、うっく』
『反省してるんだったら動くな!なんでこんな目にあったのかよく考えろ!わかったのか!拓海!』
『ひっく、わ、わかった!うっく、っく』
痛いだろう拓海。本当に痛いんだよ。俺だってその痛みは知ってるよ。まだまだ反省は出来ないだろうけどまあ1時間は立ってろ。やっちゃいけない事はするもんじゃない。お前自身の為にもだ。タバコや飲酒なんてかわいいもんだけどお前が背負っていかなきゃならないような事だけはするな。尻叩かれて泣いたぐらいでは許されない事だけはしちゃいけないよ。お前が苦しむんだからね。俺みたいな事はしないでくれ。
『おう!龍!おかえり!虎は?お前だけ帰ってきたの?』
『うん!だってリョウトくんも帰ったから。虎達はまだ遊んでるよ。慶太郎兄ちゃん!抱っこして!』
『そうなんだ。はい!龍おいで!虎は18時には帰ってくるかのかな。龍は宿題終わってるよね?』
『うん!終わってるよ!あっ!僕も悠兄とゲームする!』
『悠はまだ宿題が終わってないんですけどね。あれ?お前さっきのステージが終わったらやめて宿題するって言わなかったっけ?』
『え?言いました。ごめんなさい。今からやります。はい。龍!いいよ!自分のソフトやって。俺宿題するから』
『うん!』
『口にした事はちゃんと守るようにいつも言ってるよな?お前の部屋に行こうか。悠之心!』
『はい。ごめんなさい』
『お前の竹刀はこれか。壁に手をつけよ!』
『えーマジで!10発にしてください!』
『うるさい!言われた事をしなかったらお仕置きされるのわかってただろ。気合い入れられるのとは違うんだよ!罰なんだ!』
『はい。いってぇー!っく、痛い!っつ、いたっ!っく、いてー!っく、いったぁー!いたー!痛い!っく、っつ、いたっ!いてー!』
『はい。終わり。20発だ。ズボンおろされてないだけまだ甘いんだからね。しっかり言われた事は守って自分が口にした事は守ってくださいよ!』
『はい。すいませんでした』
『じゃあ宿題頑張ってやってよ』
『うん。わかった』
せっかく飲み潰れるから休みとったのに全然休めねーじゃん。とは言ってもデスクワークはあるんですけどね。竹刀より壮ちゃんのお仕置き棒の方が痛いんだよ。堅いし重いからね。まあまだお前は小学生だから手加減もしてるけど中学になったらしないよ。お前は絶対俺と同じ事をしでかすだろうな。悠!タバコぐらいまでにしといてくれよ。
『拓海!反省したのか?』
『うん!した!』
『はぁー。してるようには思えないんですけどね。まあ初犯て事で今日は許してやるよ。次見つけて反省してなかったら倍尻叩くぞ!』
『い、嫌だ!無理!死んじゃう!』
『大丈夫だ。尻を叩かれて俺は死んでないからな。ほら!パンツあげて顔洗ってきなさい』
『えっ?慶太郎にーちゃんも叩かれたの?あっ!慶太郎にーちゃん!これ昨日の誕生日プレゼント?うわっ!この時計やばいじゃん!こんなにあるんだからちょーだい!』
『お前絶対反省してないよな。まあ俺も1回や2回で反省なんか出来てなかったからお前も繰り返して学べ。自分が痛い思いをするだけだって聞いてねーな。1つだけだぞ!お前にはまだ早いぐらいだからな!残りは店の子達にやるんだから1つだけ選びなさい!』
『うん!俺はこれがいい!ヤバイ!20万はすんじゃねーの?俺にも回してよ!おいしい女!いってぇー!痛い!尻叩かないで!手でも痛い!いったー!』
『お前はもうホストじゃないんだ!女の事を考えるより受験する大学の事を考えなさい!時計やらねーぞ!』
『嫌だ!ごめんなさい!』
『あれ?拓海くん!どうしたの?泣いたの?』
『だって慶太郎にーちゃんがいっぱい尻叩くんだもん!ちょー痛いんだよ!鬼だよ!鬼!』
『なんか悪い事したんでしょ?ちゃんと反省したの?』
『うん!した!ねー千佳ちゃん見て!慶太郎にーちゃんに貰ったんだよ!誕生日プレゼントに貢がれたやつだけど!けっこういい客ついてるよねー俺も欲しいな!おいしい女!痛い!いたいよー千佳ちゃん!なんでほっぺたつねるの?』
『拓海くん!女の子を利用するんじゃないの!わかった?慶太郎にお尻もう1回叩いてもらった方がいいんじゃないの?本当に反省してる?』
『嫌だ!反省してるよー!痛い!千佳ちゃん!ごめん!』
『はい!顔洗うんでしょ?早く洗いなさい』
『うん!わかった!』
素直なんだけどね。拓海くんはなんか反省してる感じがしないよ。返事だけはちゃんとするんだけど。でも泣くぐらい痛かったんだね。厳しいね慶太郎は。でも慶太郎は拓海くんに愛情を持って叱ってるんだよ。わかるかな?拓海くん。いつかわかるよね。
『千佳!俺、虎を見てくるよ!最近18時でも明るいからあいつ暗くならないと帰ってこないでしょ?もうすぐ18時になるし。携帯持たした方がいいかな?』
『うん。そうだね。虎ちゃんはけっこう帰ってくるの遅いから心配だよね。夏場は19時近くまで明るいもんね。龍ちゃんの友達が1人携帯を持ってるみたいだけど大半はまだ持ってないのかな?どうなんだろう?でもなんかあった時が怖いよね』
『そうなんだよ。携帯持たせるかな。GPSで探せるしね。とりあえず探してくるよ』
『うん!もうすぐご飯出来るからね!』
虎には絶対必要だ。あいつは迷子にもなるからな。先週の遊園地だってあいつは勝手に離れて迷子になりやがった。速攻買おう。公園にいねーじゃねーかよ。あーもうあいつはどこ行った?まさか駅の方まで行ってんのかな?あっ!いた!
『虎!何やってんの!もうすぐ18時だよ!こんなとこまで来てたら家に着くの遅くなるでしょ!車に乗りなさい!』
『だってさーまだ暗くなってない!』
『暗くなってなくてももう時間なの!18時までに帰ってきなさいって言ってるだろ!君達も帰らないともうすぐ暗くなるよ!家はここから近いの?』
『僕達は近いよ!バイバイ!虎くん!』
『バイバイ!また遊ぼうね!』
『気をつけて帰るんだよ!』
『はーい!』
『虎!時間はわかる?18時はわかるよね?教えてあげたでしょ?帰ったらお仕置きしようか?時間守らなかったらお仕置きするって言ってあるもんね!』
『いやだー!だって何時かわかんなかったもん!うわあーん!いやだー!』
『はぁー。虎が時間に帰ってこないと心配なんだよ!わかる?俺は虎になんかあったら嫌なの!わかってくれよ。確かに時計がないから時間がわかんなかったのかも知れない。だから携帯を買うからね。それで時間がわかるよね。次に時間守らなかったら本当にお仕置きするよ!泣かないの!まだお仕置きしてない!わかった?』
『っく、うっく、わかった!っく』
『よし。じゃあ今から買いに行こう。帰る時間になったら音がなるようにセットしてあげるからね。アラーム鳴ったら帰るんだよ。自分でも携帯は見て時間を気にしていなきゃいけないよ!音が聞こえなかったらわかんないんだからね。わかったの?』
『っく、わかったの!っく』
いやわかってねーな。携帯なんかリュックに入れてても気づかないだろうしぶら下げてたら邪魔で壊したり無くしてしまいそうだ。まあとりあえずGPS機能が目的だから携帯は持っててくれればそれでいい。腕時計は龍と虎にも必要だな。時計ぐらいなら遊びの邪魔にならないだろう。とりあえずアラームが10分前に鳴るようにセットした腕時計なら気づくかな?龍はちゃんと帰ってくるから必要ないけど同じものを与えておかないとね。携帯3つと時計が2つだな。チビが出来る時計ってあるっけ?あっ!でも俺はチビの頃から時計はめてたな。アラームは別に必要なかったけど。塾通いで電車に乗る時間とか確認するのに必要だったもんな。俺はお前みたいに遊んでて帰る時間を確認してたんじゃないんだよ。虎之助!真っ直ぐ育ってくれな。多少勉強なんか出来なくてもいいよ。道さえそれずお前が元気に育ってくれればそれでいい。本当に心配なんだからな。お前らに何かあったら俺はどうなるかわかんないよ。

