「おい、そこで何をしている」 低く威圧感があるのだが、どこか凛とした声が響いた。 「だっ誰だてめぇ!」 男たちは焦ったように声をあげ、振り返る。 私も男たちにつられて顔を上げる。 そこには一人の男。 暗闇でよくはわからないが、丹精な顔立ちであることはわかった。 殺気とも言えるほどに威圧的なオーラ。 彼の全てがこの世の者とは思えなかった。