…素顔を恥らうことなんかない。


尚哉はそんなことを気にしない。
そのままでいい。

奈緒子の気持ちは軽くなった。


「奈緒子のここに、
でかいキスマークがあるよ」


そう言って、愛おしげに奈緒子のカールした髪をよけ、首筋に指を滑らせる。


「月曜日までに消えるかな?
無理かな?髪で隠れるけど、奈緒子、色白いから、結構目立つな」


尚哉は奈緒子の耳を甘噛みしながら
言った。

微妙な愛撫に奈緒子は目を閉じながら、クスクスと笑う。


「尚哉…キスマークはそこだけじゃないよ。
もっと大きいのある。
ほら、ここ」


パッと身を翻して、尚哉に向かい合う。

パッと白いタオル地のローブの前を開き、自分の裸の胸を晒した。


「おっ…」

裸眼のままの尚哉は、眉をしかめ、奈緒子の乳房に顔を埋めるように近づけた。

そして、ニッと笑い、
「一緒にシャワー浴びよう。
もっとたくさんキスマークつけてあげる」


そういって、奈緒子の右手を奪うように握った。







【fin】


おまけに続く♪