・・・―――――― 「じゃあ、残りの一人はジャンケンで決めまーす!」 学級委員が、そう言った。 そうして、ジャンケンをして負けたのが私。 1番、人気のない美化委員。 美化委員は、やたらと雑用が多くめんどくさいからだ。 「おっ、美桜も美化委員かよ。」 そう声をかけてきたのは、同じクラスの黒瀬 俊。 俊とも、小学校から同じで結構仲の良い男友達だ。 「えぇ~、俊と一緒なの??」 「おい。それ、結構傷つくぞ。」