【美桜side】

「おはよ、春川。」

「おはようございます。七咲先輩。」


最近、七咲先輩とこうして話すのが当たり前になっている。

そのおかげもあって、七咲先輩のことが少しずつだけど分かってきた。



例えば、前に桃が言ってた通り、バスケの推薦で高校に行くこと。

バスケの話をしている時の先輩はイキイキとしていて、いつもの10倍輝いて見える。

本当にバスケがすきなんだなぁ、って思い知らされた。


あと、意外に七咲先輩はよく喋る。

それも、その話がすごく面白くて。