初恋草



「はい。」



震える声で、私はそう返事をした。








「春川、ちょっと来て。」




そう言って、七咲先輩に連れてこられた場所は・・・




「ここのジンクス・・・知ってる?」



そう、私が憧れていたあのジンクスの場所・・・


中庭の桜の木の下。




「・・・知ってます。


 私・・・ずっと・・・憧れてたんです。」